特別支援学校と一般の学校、特別支援学級の違いを知ろう!
特別支援学校と一般の学校、特別支援学級の違いはなんでしょうか。
それは、
特別支援学校は、
1つの学校であり、障害をもつ子供たちが通う学校です。障害児(病弱児・虚弱児を含む)に対して、教育と自立を図る事を目的に、知識や技術の取得を行います。
一般の学校(小学校・中学校・高等学校・中等教育学校)は、
授業に参加し、勉強についていけるかだけではなく、集団でコミュニケーションをとりながら、ルールに従うといった社会生活を向上させるための学習を行います。
特別支援学級は
特別支援学校と言葉こそ似ていますが、同じものではありません。
特別支援学級とは、通常の小学校・中学校・高等学校・中等教育学校に教育上特別な支援を必要とする児童や生徒のために設置される学級で、「特別支援クラス」「特学」とも呼ばれています。一般の学校の中で、通常の授業に参加し、通常の学級の指導では能力を伸ばすことの難しい子供たちが、習得が難しい科目や教科・分野に対して支援学級に通いながら教育を受けることができます。
ちなみに、特別支援学校の教員は特別支援学校教員の免許が必要ですが、特別支援学級の教員は、特別支援学校の教員免許をもたなくても普通免許があれば指導することができます。
養護学校って聞かなくなったけど…
そういえば、昔は養護学校と言う学校があったけど?今は見ないわ。
平成19年から養護学校は特別支援学校と言うようになったんだよ。
そうだったの。でも聾学校も盲学校もなくなっちゃったわ。
特別支援学校は聾学校も、盲学校も全部含めて言うようになったんだ。
ということで、特別支援学校という名称になる前は、視覚障害教育を行うのが盲学校、聴覚障害教育を行うのが聾学校、そして肢体不自由の障害や知的障害児が通うのが養護学校でした。学校教育法等の一部を改正する法律(平成18年法律第80号)」が平成18年6月21日に公布され、平成19年4月1日から施行されたことに伴い、平成19年度に名称を養護学校から(盲学校、聾学校を含め)特別支援学校と名称が変わりました。
都道府県によって〇〇総合支援学校、〇〇学園といった名称を使っている学校もあります。これらの学校はすべて障害のある子供たちが通う特別支援学校です。
特別支援学校にはどんな子供たちがいるの?
上記でも述べたように、ひと昔前までは、特別支援学校は、盲学校・聾学校・養護学校に分かれ、それぞれの障害に応じた学校にそれぞれが入学していました。
でも今では、それらの学校を1つにまとめて特別支援学校となりました。
ということで、障害のある子供たちは、特別支援学校ならどこの学校に入学してもOKになりました。
そこでもし、特別支援学校で教員として働くことができたら、次のことは、ちょっと頭に入れておきましょう。
・視覚障害者とは、視力に障害がある方です👀
両眼の視力がおおむね0.3未満の方、または視力以外の視昨日障害が高度の方のうち、拡大鏡等の使用によっても通常の文字や図形などの視覚による認識が不可能、または著しく困難な方など
・聴覚障害者とは、聞こえ方に障害がある方です👂
両耳の聴力レベルがおおむね60デシベル以上の方のうち、補聴器等の使用によっても通常の和声を解することが不可能、または著しく困難な方など
・肢体(したい)不自由者とは、身体に障害がある方です👩🦼👨🦯
肢体不自由な状態が、補装具の使用によっても歩行や日常生活における基本的な動作が、不可能又は困難な方、医療的ケアが必要な方など
・知的障害者とは、知的発達の遅滞がある方です💛👨🏻🤝👨🏻
他人との意思疎通が困難で、日常生活を営むのに支援を必要とする方や、社会生活への適応が困難な方など
・ 病弱者とは、慢性の疾患があったり、身体虚弱の状態があったりする人です🤦♀️🤦♂️
慢性の呼吸器疾患、腎臓疾患および神経疾患、悪性新生物その他の疾患の状態が、継続して医療又は生活規制を必要とする方や、身体虚弱の状態が継続して生活に規制を必要とする方など
主にこの5障害を中心に分類されていますが、実際は、身体障害と知的障害、知的障害と視覚障害etc…といったように、重複して障害のあるお子さんが多いです。
ちょっと難しい説明でしたね🖐🏻
臨時採用教員として働く場合、
自分のクラスのお子さんが、どの障害にあたるかを把握することで、どのような支援をすればよいのかがわかってきます。
それには、実際に現場に飛び込んで、経験すること!
大丈夫!大丈夫!最初は難しいと思っても、だんだんとやりがいに代わってくるかもしれません😆
一度、特別支援学校にチャレンジしてみませんか。
特別支援学校で働くことは色々不安があるでしょうが、一般の学校と違って障害のある子供たちが学習しやすいような環境やシステムが整えられています。例えば環境面でいえば、教室内に水道があったり教室間にトイレがあったりして、導線が確保されています。
また、1つの学校に色々な障害をもつ子供たちが通っていますが、学校内では、障害別にきちんと分かれてカリキュラムが作られています。例えば、肢体不自由な子供と知的障害のある子供は同じクラスにはなりません。まずは、自分が配属された子供たちの障害と向き合えばよいのです。
特別支援学校が初めてのかたや、免許のない方が主担(その学級の担任)になることはまずないので安心してください。
臨時採用教員は、副担(副担任)として働き、主担のやり方を見て、動きや接し方を真似しながら少しずつ覚えていけばよいのです。そしてわからないことはどんどん質問しちゃえばいいのです👌
経験していくうちに、
もっと続けて仕事をしてみたい!この仕事は自分には無理!ということが分かってくるはずです。
「一度特別支援学校を経験してみよう。将来、絶対自分の役に立つ!」
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病弱の子供たちとの教科学習の仕方やコミュニケーションのとりかた、配慮の仕方などのヒントが書かれている本です。訪問学級や病弱の子供たちの支援の参考になる本です。
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