臨時採用教員になってよかった?悪かった?臨時採用教員のメリット・デメリット

ぱんだメリット・デメリット

はじめに

臨時として学校に採用される教員を臨時採用教員といいます。臨時採用教員には

・常勤で働く講師
・時間単位で働く非常勤講師
・定年後再雇用される再任用教諭

などがいます。

その中でも一般的に正規職員と同じ仕事をする人つまり常勤で働く人臨時採用教員と呼ぶことが多いです。

学校には様々な臨時教員がいるので、区別するために地域によって常勤の呼び方を変えているところもあります。(常勤講師、臨時的任用教員、期限付任用教員など)

そんな臨時採用教員になられた方は、担任をもったり校務分掌(学校内の行事や安全に関する仕事)をもったりと仕事がたくさんあります。そのかわり、給与や有休(年休といいます)福利厚生などは充実しています。

先生と子供

また、学校に勤めてしまえば、子供たちからみればみんな先生。正規だとか臨時だとか関係ありません。初めて教壇に立つと、「先生」と呼ばれることが、純粋にうれしいものです。

しかし長く臨時採用教員として働くと、やはり多くの不満がでてきます。そこで今回は臨時採用教員のメリット・デメリットについてまとめてみました。



臨時採用教員が受ける採用試験の現状

ご存じの方がほとんどだと思いますが、

以前は臨時採用教員が正規採用されるには、一般の教員採用試験を受けるしかありませんでした。

一般の受験とは

教職教養:「教育原理」「教育法規」「教育心理」「教育史」「教育時事」「道徳教育」、「人権教育の原理」などの分野からも出題
一般教養:(「教科問題」「時事問題」「一般常識」)
専門教養:受験者の志望教科、校種に関する専門知識と教科に応じた指導要領や指導方法が設問として出題
実技試験:面接官の前で実技を披露する試験。小学校教員や中学・高校の美術・保健体育・音楽・家庭科・英語などの教科の受験者において、実技試験がおこなわれます。
面接:集団面接、個人面接など

 

膨大な学習をしなければなりませんでした。

しかし今では、一般受験の他に臨時採用教員をしていると特別枠で受けられるようになりました。

講師を何年か経験すると(3年が多い)試験科目が面接や小論文だけだったり、1次試験を免除されたりという特典があります。また受験できる年齢も緩和されてきました。(東京都では59歳まで受けられます)

どんな特別枠があるか、下記のリンク先で取り扱っていますので、よろしければご覧ください。↓

教員採用試験の特別枠って?臨時採用教員は、採用試験を臨時採用教員枠で受けてみよう!」

その特別枠では、なんと教員免許状がなくても正規採用教員になることができるような枠があります。例えば…

医者

医者、学者、会社の社長、英語ペラペラetc.

いわゆる専門的な知識をもつ優秀な人です。

そういう人は、才能の持ち主で特別免許状というのを与えられ、教員免許状がなくても即採用です😲

自分にはそんな能力はないので、地道に教員免許を取って、何度も採用試験を受けました。
でも…

なかなか受からないんですよ😭

そして…何年も臨時採用教員の道に進む結果になりました。

そんな時に感じたメリットやデメリットを今から書き記したいと思います。




臨時採用教員のメリット・デメリット

罫線

※ここに書き記してあるのは、私が臨時採用教員だったころの一例なので、今は休暇や社会保険など待遇がもう少し改善されています。また地域によっては違うところもあので、自分が気になる地域の教育委員会のホームぺージを参考にされてください。

採用されてから
福利厚生

※待遇改正で、臨時採用教員でも、病休や組合保険を使える自治体が増えてきました。これはすごいメリットです!しかし、あくまでも臨時採用教員。怪我や病気はしないように心掛けましょう!

給与
その他

メリット・デメリットに感じるのは人それぞれで、ネガティブにとらえればすべてが悪い方に向かっていきます。例えば…

臨時だから文句が言えない、給料が安い、休みが少ないととらえるより、臨時にもかかわらず先生ができる、公務員待遇、ボーナスや退職金が出るなんてすてきじゃない

という感じで、物事をポジティブにとらえると身も心も軽くなりますよ。

罫線終わり


臨時採用教員の実情

臨時的採用教員は、あくまで臨時なので、登録しても引き続き採用の保証はありません。こういう先の見えない不安定な雇用では、正直家庭をもちながら臨時採用教員を続けるのはとても厳しいです。なので現場で20代は、教員としての経験を積み、ある程度まできたら採用試験の勉強に時間をとるために辞める人、非常勤講師になる人がいます。

30代になると家庭をもつ方が増えてくるので、採用試験を諦めて転職される方、私立の学校に代わる方、塾や予備校の先生になる方が増えてきます。

40代から50代になると、家庭の協力がある方(共働き、子供が大きくなったなど)正規採用を望まずに臨時採用として働く方が多いです。採用試験の年齢が引き上げられたことで、チャレンジする方もいます。

まとめ

働くうちに正規採用教員を見て、少しずつ憧れや不満も増えていくことがあると思います。特に若い人は同じ年代の人が正規教員になっているのを見ると落ち込んでしまいますよね。でも臨時採用教員として働いている人は、一生懸命に仕事をこなしています。現場では「なぜ、この人が採用試験で受かって、臨時採用の人が受からないか」という例をたくさん見ています。

そんな臨時採用教員をしながら採用試験にチャレンジする方はとても立派です。

採用試験のある7月は学校の1学期が終わる時期と重なり、成績や書類等の提出がたくさんある中で、日常の学校生活の指導の計画を立てなくてはならない、最も過酷な時期です。その中で採用試験の勉強をしなければならないという現実が待っています。

前でも述べましたが近年では、臨時採用教員としての経験を優遇し、採用試験枠が別枠で設けられるようになりました。採用人数こそ少ないですが、正規教員になるチャンスは増えています。(私はそれで本採用になりました。)

もし・・・これからも教員を続けたいと思うのなら、きついですが頑張って採用試験を受けましょう。

また自分一人で悩まないで苦しいときは、そばにいる同僚や家族に口に出して話すことで、ずいぶん救われます!

その年、採用試験のために臨時採用を断っても、採用試験が終わった10月以降に、また登録すれば、臨時採用教員として声がかかる可能性は十分あります👍

★採用のたびに履歴書(職務経歴書)を書かなくてはいけないので、その都度コピーをとっておくことをお勧めします!

臨時採用教員だからデメリットが多いのは当たり前。それなら物事をポジティブにとらえて仕事をしていこう!」😄

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